インタラクティブ動画の世界

たまに耳にするカタカナ言葉と思いきや、 IT業界ではどうやらメジャーな「インタラクティブ」。 簡単に言えば、双方向のやり取りができる仕組みで、 選択肢を選んで先へ進むフローチャートやAIでのWEB接客も その一つかもしれません。 そんな、双方向性とは真逆で一方通行のはずの「動画」が なぜインタラクティブなのでしょうか。
今日は、ちょっと面白くて
しかも、媒体の紐付けにも色々と応用がききそうな
動画コンテンツの話題で一席。
最近グンと身近になりつつある
インタラクティブ動画のご紹介です!
実はあなたも体験したことがあるかも???
基本のストーリーをもとに、
あなたが探偵役になって事件を解決へと導びいて行く
アドベンチャーゲーム。
設問やミッションが用意され、
その「選択」によって結末が変わる仕組みが実は、
「インタラクティブ動画」そのものなのです。
ここ数年、同様の仕組みの動画コンテンツが生み出され
動画マーケティングの手法として確立されようとしています。
インタラクティブ動画で期待できる効果って何?
つくるからにはやはりコレ。
大まかな効果は下記の3つです!
【その1】PR効果
ユーザーの選択に、
「疑似体験」や「ワクワク」感などの仕掛けを施すことで強い印象を与えることができ、
より深く内容を認知いただくことができる効果があります。
【その2】エンゲージメント(=繋がりの強さ)効果
ユーザー自身による選択により「再生・視聴時間」が伸びます。
つまり、動画内容の理解が自然と深まることでコンバージョンに近づき
エンゲージメントが高くなります。
【その3】改善効果
動画がWEBのような「選択可能な構造」となることで
今まで動画では難しかった、ユーザーの動向取得が可能となります。
これにより、WEBと同様「PDCA」の構築が可能となります。
インタラクティブ動画の活用例が見たい!
案ずるより見るが易し。
海外の事例です。
【その1】採用活動
一概に伝わりにくい企業風土や入社後の具体的なイメージなど、
ストーリー立てるコンテンツ化することで、求職者とのミスマッチを防ぎ
相性の良い人財へ深く訴求することができます。
→Deloitte/選択肢で適性をチェックするリクルート動画
http://www.raptmedia.com/customers/deloitte/
【その2】社内教育・マニュアル
講師によってばらつきが出やすい、インナーブランディングに有効です。
単元や作業を設問コンテンツ化して順序立てることで
わかりやすく、記憶に残りやすくなります。
→社外秘ですもんね。さすがにこちらの事例は・・・
でも、吹き替えやテロップ対応で他言語もOKです!
【その3】ECの最適化
ランディングページやカタログサイトなどの商品動画に仕掛けを埋め込むことで
例えば、商品をクリックすると使用方法や詳細、カートボタンを設置して
購入までの動線をスムーズにすることができます。
→ASOS/服や背景のカラーをリアルタイムに変更
https://www.youtube.com/watch?v=43rVGFnbK2A
つまるところ、まとめます
思ったより長くなってしまったので要点を簡単にまとめます。
インタラクティブ動画は、効果を目指す以上、
通常の動画以上に、より明確な「ターゲットの絞り込み」と
それに伴う「明確なストーリー」が必要となります。
加えて何より、「アクション」していただくことが
最大の目的です。
シンプルなアクションにより、参加を促して、
より高い効果を目指しましょう。
【参考・引用】
◎インタラクティブ動画とは?そのメリットと効果
https://www.humancentrix.com/columns/interactive-movie.html
◎インタラクティブ動画とは|広告事例や作り方などの全て
https://blog.mil.movie/about/
◎インタラクティブ動画に注目!動画マーケティングの次の一手!
https://smarvee.com/column/next-video-marketing-interactive-video/
◎ユーザー参加型「インタラクティブ動画」事例10選
https://www.wan55.co.jp/column/detail/id=464