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チーム34 1000本ノック A thousand ball drill

お客様から頂いたご質問や疑問、叱咤激励を愛の1000本ノックを山陽印刷の営業「チーム34」がお届けします。

ノンデザイナーのための「企画書制作のコツ」

デザインとはなんぞや? ・・・なんて始まると、 さぞ崇高で難しいイメージが付きまといますが、大丈夫です。 今日はデザイナーのわたしめが、 皆さんと同じくパワポで企画書をつくる際に用いる? ノウハウ人間の視知覚が無意識に判断を下す際の法則。 「ゲシュタルトの法則」を応用した 読みやすい企画書制作のコツをご説明したいと思います。

◎ゲシュタルトの法則って何?

“人間には「近いもの」や「似ているもの」をグループ化したり、
閉じた図形を見出そうとする性向がある”という法則です。

ゲシュタルトはドイツ語で【Gestalt】
「形」・「形態」、「構造」を意味します。

よく耳にする「ゲシュタルト崩壊」とはこの法則が
当てはまらなくなった状態で、図形や文字などの「全体像」が把握できず、
パーツを「個別」にしか認知できなくなった状態のことを指します。

◎ゲシュタルトの7法則

ゲシュタルトには基本的な法則が7つあります。

この法則を活用することで、どなたにでも判りやすい企画書を
作成することができるようになります。

1)近接(Ploximity)の法則

距離が近いものを同じグループと考える法則です。
それぞれの要素数が異なっても同じグループとして認識します。

【POINT】
図形やテキストをグループ分けする際には

意味の異なる要素間は十分な余白を取り、
同じ意味を持つものを極力近づけて配置しましょう!

2)類同(Similarity)の法則

色や形、向きが同じものはグループに見えます。

近接の法則同様、それぞれの要素の数が異なっても
同じグループとして認識します。

【POINT】
色や形が異なると別のグループに見えてしまいます。
アイコンやテキストを並べるときには、
周りのアイコンの大きさを揃えておきましょう!

3)連続(Continuity)の法則

切れ目や変化の無い線(あるいは図形)は、
つながって見えたり一つの塊に見えたりします。

例えば交差した2本の線が、「4本の線の集合」や
「2つの『くの字』の集まり」に見えることはほぼないでしょう。

【POINT】
同じ要素の図形やテキストは、
ページ内を均等分割したグリッドを意識して
レイアウトするよう心がけましょう!

4)閉合(Closure)の法則

閉じた形をしているものは同じグループに見えやすくなります。

( )のような括弧が、2つで1セットとして見えるのがこれに当たります。

【POINT】
例えば「コンセプトと、それに紐づく複数の要素」を図形で表現したい場合。

大きな円をコンセプトとして配置し、
小さな円をそれに紐づく要素として周囲に寄せ集めることで
全体をひと塊りに見せるのも手です!

5)共通運命(Common Fate)の法則

同じ方向へ移動する(ように見える)ものや同じ周期で変化するものは、
同一のグループとして見えやすくなります。

【POINT】
概要から詳細、結論へ移る際などに、

三角形や矢印などのオブジェクトを使用すると
促す効果が期待できます!

6)面積(Area)の法則

重なっている2つの図形では、
面積の小さいほうが手前にあるように見えます。

【POINT】
面積の大きい方が「ベース」として認識されるため、
画像を背景として、手前にロゴや文字を置くことで
面積の小さいロゴや文字を引き立たせることができます!

7)対称性(Symmetry)の法則

対称な図形は認識されやすく、1つのグループとして捉えやすくなります。

有名な図「ルビンの壺」は、認識を、壺から人の顔へと
容易に入れ替えることが出来ます。

【POINT】
紙面をシンメトリーに分割し、左右対称にすると
一つのグループとして認識しやすくなります!

◎活用のまとめ3選

最後のまとめとして共通項を3つピックアップします。

  1. 同じ意味や役割を持つ要素は「まとめ」ましょう!
  2. 関連性のない要素は「別扱い」にしましょう!
  3. 背景・余白を効果的に利用しましょう!

シンプルイズベストです。

内容を盛りすぎず、
見せたい要素がすぐに目に入るようにしましょう。

分かりやすいと感じる企画書は「まとまり」が効いているはずです。
みなさんの企画書にもぜひ、ゲシュタルトの法則をお役立てください。

【参考・出展】

ケシュタルトの法則 情報テサインと情報アーキテクチャ
https://www.idia.jp/report/principle-of-gestalt/

ケシュタルトの法則とは?ノンデザイナーこそ知っておきたい法則を解説|ferret [フェレット]
https://ferret-plus.com/8022

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