フリマアプリ市場の拡大と消費者心理
近年、ECチャネルの一つとして個人間(CtoC)取引が急速に拡大しています。 経済産業省によると平成28年のネ […]
近年、ECチャネルの一つとして個人間(CtoC)取引が急速に拡大しています。
経済産業省によると平成28年のネットオークション市場規模は10,849億円。
フリマアプリ市場規模は3,052億円となり急成長を遂げています。
要因としては主に以下の理由があげられます。
・利用しない持ち物を手軽に処分して換金したいという利用傾向
・若者を中心にスマホを前提とした手軽なサービス
代表的なフリマアプリ「メルカリ」の利用者を見ても
10代~29才の若者(特に若い女性)の利用率が高くなっています。
クリスマス後にはアクセサリーを中心としたブランド品が多数並ぶそうです。
デザインがよく価格が手頃で新品同様であれば売れますし、
出品者は売上金でまた新たな物を購入するというサイクルが活発化しています。
「メルカリ」に売って、自分のほしい物を買うという消費の仕方が
若者には完全に浸透している一つの事例です。
新品で買わなくても少し待てば「メルカリ」で出品されるので
その時に買えば良いという流れが出来てしまいそうですが、
個人間(CtoC)の市場の動きは止められないので自社の商品のポジションを
見直しどこで勝負していくかを見極めないといけない時代に
なってきているのではないでしょうか。
「メルカリ」は2018年内にも仮想通貨での決済を導入し
ビットコインなどでも支払えるようになるとの事です。
ますます拡大して行くであろうフリマアプリ市場に
今後も注目して行きたいと思います。