カミソリと執着
そろそろタチウオが釣れるシーズンも終了間近。
そろそろタチウオが釣れるシーズンも終了間近。
今シーズンもさんざん勝負を挑み、一喜一憂。
実はこの魚、エサを食べるのが上手くない。
横に泳いでいるというより、縦になって漂っていると言う方が正しいかもしれない。
だから、海の上からエサを下ろしても一気にパクリと行かず、
むしろ端っこを加えて千切るという表現がぴったりだ。
これを何度も繰り返して、ハリについたエサを丸裸にする。
ハリがかりにまで至るにはそれなりの駆け引きが必要で、時間と知恵も必要。
姑息な…(怒) と、カチンときてむかむか来たらこちらの負け。
その上を行く知恵で仕留めたらこちらのモン(^皿^)
ところが仕留めておしまい! とはいかない。
船に揚げてからも油断ならないのがこの魚。
長い魚体をくねらせてなお、釣り人の手に嚙みつこうとするのだ。
それに加えて歯がカミソリ状で、手に当たると痛みもなくスパッ(怖
どこまでしつこいんだ~!
――はて。
自分はこんなに物事に執着してる?
スパッとカミソリのように割り切りが早い?
こだわりが無い?
――生まれ変わってもタチウオには絶対ならないだろうな…(笑)