心の中に残る「!」をつくる仕事
2013年の年末。 大掃除の最中に飛び込んできた驚きのニュース・・・ それは、稀代の音楽プロデューサー、 大瀧詠一さんが急逝したことを告げていました。 大瀧さんは皆さんご存じの通り、 多くのCMの作曲を手がけた音楽アーティストの先駆けとしても、 その名を知られています。
サイダーのように爽やかで甘く、
クリアでロマンチックな旋律が美しい楽曲もさることながら
「あ~らよ、出前一丁~!」
大ヒットした名曲の数々とともに私の脳裏に浮かんだ
コマーシャルの旋律です。
「ごまの健康いただきます。」という子どもの声のキャッチフレーズとともに
美味しそうに食べる子どもと胡麻油のしずく、
そしてインパクトのある「歌」。
口ずさみやすい曲調と、そのシズル感ある美味しそうな映像にノックアウトされ
週末のお昼には「ラーメン」を所望した私と同世代の方も多いのではないでしょうか。
もう少し年齢が上の方々にはシリーズだった
やはりあに「サイダー」のクールなイメージCMが
おなじみですね。
今やCMキャンペーンとタイアップした音楽は珍く無いですし、
その見せ方やセオリーなどは、だいぶ変わっているのかも知れません。
しかし、その音楽を聞いただけで
「化粧品」「ウイスキー」「コーヒー」「洗剤」などの
多彩なビジュアルやコピーが頭に浮かぶというその効果!
私も表現を生業とする端くれとして絵造りする際、
イメージする音楽を聞き込んだり、そこからコピーをひねり出すことがありますが、
Webや動画などの媒体が複合してゆく現在、
こういった発想はもっともっと、必要になって来るのかも知れません。
ここに改めて、大瀧詠一さんのマルチな多彩さに感服するとともに、
少しでも大瀧さんよろしく、皆さまのお仕事の一片を
お届けしたい皆さまの心の中に残せるような
「!」なお仕事をしたいと考える年の瀬であります。
冬のリビエラか、シベリアの大地か。
北の空に祈りを捧げつつ
それではみなさま、良いお年を。
※ブログのみ一足お先に失礼します。
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