東京マラソンEXPO2018でもらった印刷で気になったもの その1
すっかりレポートが遅くなりましたが、日本で一番有名なマラソン大会のエキスポに2月に行ってきて、印刷会社勤務の私なりに気になった印刷物の紹介をします。その1とその2に分けてご紹介します。
今日はお客様とHPの打ち合わせに行きました。
山陽印刷もみんなでブログをやっているんですよという話なり、一緒に確認したら、私、すっかりご無沙汰していたことが判明。K2さんがかなりけん引している中、相当久しぶりですが、私も投稿します。
さかのぼること2月24日(土)、東京マラソンEXPOが日本で一番楽しいEXPOなので、私も行ってきました。エキスポでは、たくさんの印刷物もいただきます。つい職業柄、いろいろとチェックしてしまうのですが、そのなかで気になったものが2つほどあったので、その1とその2の2回に分けて紹介します。
その1は「東京マラソン2018 みどころマップ」です。共催・発行元は東京都となっています。
何がすごいかというと、製本です。こちら、ミウラ折りを採用しています。
ミウラ折りは、その名の通り、三浦公亮先生が考えた折り方で、用紙の端を端を持って、ぱっと開けてぱっと畳める折り方です。(余談ですが、相模原の宇宙科学研究所に、ミウラ折りが人工衛星に応用されていることを知って、某月刊誌の取材で行くよと言われて、私も行きたいと手を挙げ、学生時代に、編集長に連れてっていただいたことがあります)
http://www.miuraori.biz/ ←ミウラ折りのサイトです。
普通に長方形に折ってしまうと、折りの部分の用紙が重なってそこだけ用紙が破れてしまったりという事もあるのですが、この折り方は、1つの四角が平行四辺形になるように設計されているので、折った時の用紙の重なりでの問題も解消しているし、この、ぱっと開いてぱっと畳めることができるという動きも可能にする、ものすごく画期的な折りなのです。
東京マラソンに参加する人、応援する人に、東京都の見どころもアピールしつつ作られているMAPですが、もしまだお手元にあるようでしたら、ぱっと開いてぱっと畳む・・・子供のように何回もやって、ぜひ楽しんでみてください。考えれば考えるほど、なぜこのように畳めるのか、不思議とミウラ折りの世界にはまると思います。
自分も仕事で受注してみたい製本の一つです。